0015 ジュディ・バレット「くもりときどきミートボール」

絵本

くもりときどきミートボール

1日空から食べものが降ってくる町。町の人は空から降ってくる食べ物の恵みにあずかって幸せに暮らしていましたが、ある日、町に降ってくる食べ物が巨大化し、人を押しつぶしたり、建物を壊し始めるという話。

食べ物が降ってくる町なら、生活の心配は今よりずっと減るんじゃないかな。生活が嫌いだ。生活が生きることをままならなくさせていると思う。そして生活の大半は食べることだ。食べものを心配しなくてよい世界があったなら、人は生活から解放されて、もっと自由になれるんじゃないだろうか。

食べ物が降ってきたらよいなあ、という空想から順を追って話を展開していくこういうくだらない話がとても好きです。

くだらなくてどうでも良い妄想が、切実でリアルな現実よりも上位だなんて思わない。むしろ切実でリアルな現実の勢力が広がれば広がるほど、何の役にも立たないくだらない空想が重要になってくるんじゃないだろうか。

くもりときどきミートボール
文:ジュディ・バレット
絵:ロン・バレット
訳:青山南

絵本

Posted by tjknt